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厚真のアイヌ文化と大地の記憶

厚真のアイヌ文化と大地の記憶

アイヌ政策推進交付金補助事業

厚真の大地が語る、縄文から先住民族 アイヌへの物語

北の大地に育まれ悠久の時を重ねてきた北海道の歴史において、縄文文化以降、擦文文化までの土器を使う生活から鉄鍋の生活に変わる移行期については不明な点が多く、「ミッシング・リンク」(失われた・鎖の環)とも呼ばれる空白の時代でした。

アイヌ民族はその場で発する一言ひとことの言葉の力を大切にしてきました。その歴史は、大地に刻まれた営み、モノが語る考古学の発掘調査により、専門研究者などが思っていた以上に長く育んできた伝統文化を受け継いできた先住民族であることが厚真町の発掘調査成果からみえてきました。

北海道の歴史の謎 ミッシング・リンク

アイヌ民族の歴史については、考古学的な成果として土器から鉄鍋への道具の変化に主眼をおいた文化的な変遷に関してのみならず、18世紀以降の主に和人が記した文献や絵画などの文献史学からわかる、現在、認識されている伝統的アイヌ文化以前の様相に不明な点が多かったことから「空白の時代」=北海道史のミッシング・リンクと言われてきました。

厚真町の発掘調査では、この空白を埋める連綿と受け継がれている人の営み、文化のつながりが判明してきました。

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